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菊友会報 第98号 2017年(平成29年)1月1日発行

祝 千代田区立九段中等教育学校創立10周年

千代田区立九段中等教育学校は晴れやかに創立10周年を迎え、10月29日(土)に学校主催で生徒を中心とした記念式典、及びP.A.主催の祝賀会が盛大に催されました。記念式典には赤司会長が、また祝賀会には会長・副会長・理事長・副理事長がご招待を受け共に祝い、開会のごあいさつの中で石崎校長からは、日ごろの菊友会の活動に対し心よりの謝辞がありました。この10年を振り返って中等教育学校に長く勤務しておられる山本副校長と大井経営企画室長に寄稿していただきました。(撮影/文:原田忠禮・高21)

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全校生徒が出席した記念式典(学校提供)

 

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祝賀会で開会のあいさつをされる石崎校長

創立10周年を迎えて 副校長(後期課程担当) 山本 一之介

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山本一之介副校長

10月29日(土)午前、赤司会長様の御臨席を賜り、体育館において10周年記念式典を挙行いたしました。第一部の式典では、厳かな雰囲気の中、御来賓の皆様から、あたたかな御祝辞をいただきました。第二部の記念発表では、1年生の3人が、校長先生から示されました「おもう」ということをテーマとした作文を発表しました。また、6年生の3人は、6年間の総合的な学習の時間の総まとめとなる「卒業論文」をダイジェストで発表しました。いずれも素晴らしい発表となり、本校における6年間の生徒の成長を改めて実感したところです。

さて、九段中等教育学校は、平成18年の開校以来、「豊かな心 知の創造」を教育目標とし、豊かな教養と高い志を身に付け、リーダーとして意欲的に活動できる生徒の育成に取り組んでまいりました。すでに925人が卒業生として旅立ち、菊友会の皆様の仲間入りをしているところです。これまで、本校を支えてくださいました菊友会の皆様に、改めて、深く感謝申し上げます。おかげさまで、本校も第一東京市立中学校及び都立九段高校以来の「至大至剛」の精神を絶やすことなく受け継ぐことができております。

今後、次なるステップへ、本校の歴史のセカンドステージへと向け、学習指導や生徒の学校生活を一層充実させてまいる所存でございます。これからも菊友会の皆様の力強い御支援を、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

創立10周年を迎えて 経営企画室長 大井 良彦

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大井良彦経営企画室長

10周年記念式典に際しましては、大変立派な御花を頂戴いたしまして、改めて感謝を申し上げます。また、式典当日のみならず、年間を通じて校内に御花を頂戴しており、我々教職員も、日々、気持ちが安らぐ思いでございます。ありがとうございます。

開校以来、菊友会の皆様には、1年生の伝統継承ホームルームへの同窓生の御派遣、キャリア教育講演会の講師の先生方の御紹介、4年生の至大荘行事における游泳助手としての御協力、クロスカントリーレースでは生徒への記念メダルのプレゼントなど、様々な場面を通じて、本校の教育活動に多大な御支援を頂戴しております。重ねて御礼申し上げます。

経営企画室の役目の一つは、生徒が充実した学校生活を送ることができるよう、学校の環境をより良く整備していくことにあります。開校後10年を経て、校内には充実・改善していかなくてはならないことが、まだまだたくさんあります。菊友会の皆様と同様に、様々なかたちで本校を応援してくださっている公益社団法人九段の皆様もあわせまして、今後も何かと御支援をいただくこともあろうかと思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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菊友会寄贈のお祝い生花


あけましておめでとうございます 2017年度菊友会行事カレンダー

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カット 持田 悟(高18)

4月13日(木) 菊友ゴルフ大会:若洲ゴルフリンクス(受付中)
5月20日(土) 評議員会:九段中等教育学校会議室、終了後懇親会
8月19日(土)〜20日(日) 至大荘懇親会:至大荘
10月1日(日) 第25回東京校歌祭:サンパール荒川
10月5日(木) 菊友ゴルフ大会:石坂ゴルフ倶楽部
10月15日(日)または29日(日) 菊友会大会:ホテルグランドパレス
11月18日(土) 関西菊友会総会:大阪キャッスルホテル
※高19回 卒業50周年記念同期会 6月24日(土)
※高44回 卒業25周年記念同期会 開催年です
*評議員の方はぜひ評議員会への出席をお願いします。

 

 


平成28年度菊友会大会 〜111人の参加で在校生も交えて盛大に〜 於:ホテルグランドパレス

10 月16日、平成28 年度菊友会大会をホテルグランドパレスで開催しました。楫取理事長の開会挨拶の後、第1部は、高木厚人教授(高24)の特別講演。お話の後、現役の書道部員が先生のお手伝いをしての見事な書の実演。また、先生のご厚意で先生作の今年の卓上カレンダーが参加者全員にプレゼントされました。

第2部の懇親会では、赤司会長が主催者挨拶。ご来賓は、千代田区教育委員会子ども部教育担当の小川部長、千代田区立九段中等教育学校の山本副校長、大井経営企画室長、P.A.廣瀬会長、同松谷副会長がご出席。関西菊友会中村会長もご参加。恩師は、近藤義郎(中19)、会田睦晃(高25)、井上昭博(高32)の3先生。参加者合計は111人、最年長は、中学17回の飯島喜一郎氏でした。

宴会・歓談は、たいへん盛り上がり、福引きでは、上記の景品ご提供の会員のご厚意により参加者全員当選ができました。講演者の高木氏の同期生は、15人が集まって二次会、さらに三次会で盛り上がり大いに旧交を温めました。
(高木昭美・高24)

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高木厚人氏を中央に高24回生と生物部OBの方々(撮影:原田忠禮・高21)

今回の菊友会大会は、高24 の会員が多数参加するなど、111 人の参加で、14 時から開催され、講演会、懇親会とも、盛況に催され、18時に終了しました。

☆景品ご提供の皆様(敬称略)☆

高4 大井基臣 高4 小林昌彦
高7 桑田芳郎 高7 宮島 徹
高9 岡田 繁 高13 稲坂良弘
高13 村井 温 高15 赤司久雄
高17 井上良夫 高17 楫取能彦
高17 野本俊輔 高17 八橋康則
高17 高橋暁子 高20 山 猛
高24 高木厚人 高31 石渡恭子
高 31 福田 隆 高39 相原 學
公益社団法人九段
※ご協力ありがとうございました。

●特別講演 高木 厚人氏(高24)〜日本の美を担う「かな書」の魅力〜

<講演内容>
講演では、奈良時代に中国から伝わった「漢字」が平安時代にどのようにして「かな文字」へ変化していったかを解説し、後半は「かな書」の美しさや芸術性を揮毫(きごう)の実演により表現してもらいました。
「かな文字」の起源は、漢字一字に一音を当てて表記されたところにあるため、一つの音にもいくつもの漢字が当てられていました。時代が進むにつれてその書体が簡略化されていき、多くの「かな文字」があったので、明治時代に一音につき一字の「かな文字」に統一されました。それが現在、私たちが使っている「ひらがな」です。
(持田 悟・高18)
<略歴>
1953年船橋に生まれ、京都大学文学部在学中、杉岡華邨に師事。卒業後、日本書道芸術専門学校、大阪教育大学で教壇に立つ。現在、書家・大東文化大学文学部書道学科教授。日展会員、日本書芸院副理事長、読売書法会常任理事、千葉県美術会常任理事、臨池会理事長として活躍。かな研究会を主宰。

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「かな文字」の起源を説明する高木厚人氏(撮影:原田忠禮・高21)


第9回 復活マスコミ菊友会

6月15日、復活後9回目の「マスコミ菊友会」が初めての会場小田急ホテルセンチュリーサザンタワーで開催され、51人のマスコミマインドを持つ会員が集合。

最年長は、「幸せなら手をたたこう」の作詞者の木村利人氏(高4)。木村さんを主人公にした7月31日放送のNHK BS1チャンネルの特別番組についての予告スピーチで大いに盛り上がった。最年少は高61 回の北野ちづるさんと本間理紗さん。57歳の年齢差を超えて歓談の輪が広がった。今回は51人の参加者のうち高30回以降が30人を数え、一段と若返りが進んだ。今年も6月に開催。マスコミマインドを持つ菊友会員の方々の参加をお待ちしています。
(楫取能彦・高17)

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第34回 関西菊友会総会報告

11月5日大阪キャッスルホテルにて38人の出席のもと、菊友会本部より会長、理事長・元顧問と初参加者4人の参加を得て開催されました。幹事として長年貢献を頂いた物故者・綿貫泰望氏(高16)への黙?に始まり、中村会長・本部赤司会長の挨拶に続き、アトラクションとして、「伝統芸能の保存・振興」に関わっている「NPO法人檜の会」の理事である、荒木勤さん(高11)に「小唄」を家元とともに披露していただきました。緋毛氈と金屏風のしつらえ、粋な小唄でア!・・という間に会場は良い雰囲気になりました。第2部懇親会は唯一の中19石田氏の発声で始まり、楫取理事長、横田法人九段事務局長から母校の状況と発展の様子、初参加の方々から次回参加への熱いご挨拶も多く、各テーブルで活気溢れ、盛り上がりました。校歌、至大荘歌を主に27回〜42回の若手?のリードの下に熱唱ののち、万歳三唱で閉会。二次会にも多数参加頂き、再会を約束しつつ散会しました。遠方の方も秋の関西行楽を兼ねてご参加ください。今年は11月18日(土)開催です。
(湯浅良男・高14)

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平成28年度 至大荘懇親会 8月20日〜21日

台風の影響が心配されましたが、波も静かで海水浴日和でした。初日は晴れたり曇ったり、一時スコールもありました。二日目も晴れたり曇ったり、昼のバーベキュー時に雨がパラついたのですが、その後晴れて暑くなりました。参加者総数は、昨年比13人増の91人(会員58人、家族大人21人、子供4 人、幼児8人)。

<催された行事>

①プレゴルフ大会:懇親会前に参加者19 人にて勝浦東急ゴルフコースで開催。一時スコールがあるも全員無事終了し、優勝者は田中俊輔氏(高32)、シニアベスグロは赤司久雄氏(高15)でした。

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②懇親会:18 時より養気閣で、楫取理事長の挨拶、赤司会長の乾杯で懇親会を開始。開宴後、出席者全員が紹介された後、最年長の大野 博氏(高4)と藤本弘子さん(高11)の夫君、達夫氏(ローマオリンピック男子競泳800m リレー銀メダリスト)から当時の想い出をお話いただきました。楽しい会食・懇談の後、ビンゴ大会、魅力的な賞品が多数用意されて大いに盛り上がり、最後に、校歌・至大荘歌を全員で合唱し、無事終了。20時より、芙蓉ヶ浦広場で花火大会を行いました。

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③歌声喫茶:金澤昭彦氏(高15)等のウクレレの伴奏で童謡から懐メロなど、後半はお子様方と女性軍のフラダンスで盛り上がり、その後も名曲の数々を全員で合唱。内藤恵子(高24)さんの二胡の演奏もありました。

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④勝浦朝市見学:翌21日、朝食後、8時45 分に出発し、勝浦の朝市を楽しみました。

⑤バーベキュー大会:11 時より、BBQ、焼きそば、カレーなどを堪能し、12時半に無事終了しました。
(山 猛・高20、撮影:原田忠禮・高21)

♪ 2016至大荘懇親会に参加して・・・・

至大荘の地に足を踏み入れたのは30数年振りのことでした。懐かしい想いを胸に秘め、夕方、上総興津駅に降り立ちました。
ところが、至大荘に向かう道も覚えてなく、たどり着いても建物は新築されており、唯々、月日の流れを感じさせられました。
家族を連れた先輩の方々や同窓生が約91人集い、懇親会が始まりました。色々な職業に携わり、異なる場所に住んでも至大荘で素晴らしい体験をした仲間なのだということを再認識しました。同級生も7 人参加し楽しい夕べを過ごすことができました。翌日の朝、ラジオ体操をしながら、海を眺めました。以前はフェンスがなく海にそのまま行けたのにと思いました。
私は高校時代の至大荘での崖(犬ヶ崎)からの飛び込みや沖船から浜辺への泳ぎの体験により、海が好きになりました。夏の旅行に行く時は国内外を問わず、いつも水着を持ち歩いたものです。今では相模湾の海が見える所に住み、海の色の映り変わりを楽しんでいます。また至大荘に遊びに行きたいと思います。
(工藤妙子・高21)

第24回 東京校歌祭 杉並公会堂 10月23日

第24回“高校の同窓生が歌う” 東京校歌祭が10月23日杉並公会堂で18校及び特別参加校4校により、盛大に挙行されました。地元でもあり、同期生長沼兄と初めて応援に参加し、特にオープニングにわが同窓九段の学生諸君による現役吹奏楽部のファンファーレで開会され、トップに壇上に整列した同窓生諸兄姉が声高々に校歌を歌い上げました。第一東京市立中学校・都立九段高校・千代田区立九段中等教育学校の3本の「のぼり」と「菊友会」の大きな旗が圧巻。昭和18年東京都制が敷かれ、府立・市立のナンバースクールが夫々“都立地名校”に改名、編成され、更に戦後の学制改革で高校に昇格した経緯があります。

今回の司会は伊藤さん(菊友会)。各校の現況を説明されていました。特に校歌の他に応援歌や愛唱歌も含まれ、母校は“至大荘歌・至大荘と共に”を歌い上げました。

終了後、懇親会にも参加し同窓生と懇談し、“至大荘ダンチョネ節”を歌い、懐かしい母校との接点に楽しい一時を過ごせました。設営に協力された菊友会役員に感謝。因みに参加校は、九段、小松川、武蔵丘、第三商業、墨田川、小石川、新宿、江北、豊多摩、文京、石神井、立川、第一商業、戸山、西、千歳、小山台、両国。特別参加の一橋大、東大、慶大、早大。
(佐藤 博(玄祥)・中20(18D))

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当日の練習風景:菊友会参加者、母校吹奏楽部と指揮の橋先生(撮影:原田忠禮・高21)

 

法人九段だより

尽性園のシンボルツリーと銀杏

昭和12年(1937)に開園した尽性園は今年80 歳になりました。開園当初はおよそ2万坪、現在は8,200余坪の広さです。

グラウンドは20種程の200を超える樹木に囲まれていますが、そのシンボルツリーと言えば、写真にあるように、南門脇の胴周250cm 超えのイチョウです。尽性園で最も数が多い樹種もイチョウで、毎年沢山の銀杏の稔りと紅葉が楽しめます。平成5年(1993)の記録には125本とありました。その後間引き等で現在は111本。北側道路からサッカー場北側61本、稲城四中側32本、南側18本となっています。その中でも胴回り200cm 超えの4本は全て南側。同じ道路沿いに並ぶ10本程の桜の古木とともに、尽性園の歴史の一端を窺わせます。落ち葉と住民対策、剪定と害虫や病気対策のため樹木診断等を行い、管理・保存に努めています。さて、昨秋の銀杏は前年より大粒で豊かな稔りでした。
(横田千明・高19)

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尽性園の南門の大イチョウ

 第62 回 菊友ゴルフ大会開催

10月6日(木)台風一過で秋晴れの石坂ゴルフ倶楽部にて、恒例の菊友ゴルフ大会を開催。参加会員は26人(うち女性会員5人)で高3回から高34回まで幅広い年齢層の皆さんが和気あいあい、楽しくプレー。優勝は岩田有氏(高9)、準優勝小林紀子さん(高34)、第3位赤司久雄氏(高15)、ベスグロ赤司久雄氏、シニアベスグロ中村宏氏(高12)、女性最高賞小林紀子さんとなりました。次回は、2017年4月に開催予定。会員の皆様の参加をお待ちします。
(前田敏行・高18)

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震災後も医療で人々を支え続ける南相馬市大町病院院長 猪又義光氏(高15)

被災地域の拠点病院として

98_4_12011年3月11日午後2時46分、忘れもしない東日本大震災。大地震に始まり大津波、そして福島第一原子力発電所事故とわずか一日以内に起きた複合災害は、まもなく6年になろうとしています。震災後に襲った予期せぬ原発事故により急遽避難を迫られた多くの人々、特に病院、老人ホームなど弱い立場の人達を抱える施設では想像を絶する苦闘と苦悩があったことはあまり知られていません。これらの施設の一つに九段OB猪又義光氏が院長を務める南相馬市の医療法人青空会大町病院があります。

明治10年開設の猪又医院が始祖

南相馬市原町区は、明治初期まで相馬中村藩から原町宿と呼ばれていました。原町宿は浜街道の中継地である相馬藩の居城があった中村から、神事執行のための行列(現在は相馬野馬追祭として知られる)が上り下りする街道沿いにありました。幕末から明治2年にかけての戊辰戦争の時、猪又氏の曾祖父様が落ち延びて原町宿に猪又医院を開設。以来、地域に根ざして医療活動に貢献してきました。医院開設当時、当地には医療と呼べる状況はなく、人々からかなり感謝され今も石碑(顕彰碑)が残っています。開業医時代から現在まで約140年続く燦然たる歴史を持つ病院です。

代々医院を引き継ぎ猪又院長は4代目

“都会の生活を体験させた方が良いのでは”との家族の意向で九段高校に学び、慈恵会医科大学を経て医師の道へ。大学病院の医局に勤務していた時に御父上が没したため猪又医院を承継。病院の増改築や病床数の増床、新たな科の開設など幅広い医療の確保に積極的に取り組み、地域の総合病院へと発展させていきました。

原発から25キロ地点に屋内退避発令

総合病院として軌道に乗っていた最中に大災害が発生。追い打ちをかけた原発事故により病院は陸の孤島となったため、医療物資が届かず機能できなくなりました。さらに多くの病院スタッフが自分や家族の避難問題を抱え、且ついつ再び爆発するか判らない恐怖と隣り合わせながら、必死で患者さん達を守る猪又氏の闘いの日々が続きました。こうした混乱の中、人々の不安に乗じて連日マスコミが押しかけ、風評被害という2重3重苦を受けた病院は震災後一旦閉院しましたが、2011年4月4日に再開。その後5年10ヶ月の現在も以前と変わらず、地域医療の拠点として人々を支え続けています。

困難な日々を支えたもの

極限状態の中で猪又氏を支え続けたものは何だったのでしょうか?“医師であること、当地は生まれ故郷であると共に先祖が頑張ってきた地であること、そして戦前は代々陸軍の軍医であったこと”が自身の精神的支えになったということです。聞く限りは当たり前の事と思われますが、当たり前の事を当たり前に日々やり過ごすことがどれだけ困難なことだったかを、未曾有の大災害は無言で私たちに語っています。

未来ある母校の後輩たちへ

“自分の思いを貫き通す意思、先祖に対する誇り、そして郷土愛を大切にしてほしい。普段はあまり表面に出なくてもいざという時の決断、そしてレジリエンスが大切なのではないでしょうか。”と語る猪又氏の言葉はこれから国を背負う若者たちへの力強いエールです。いつどこで災害が起きるか判らない日々を暮らす私たちに求められるのは、どんな状況に置かれても互いに助け合い、しなやかに生き抜いていくことではないでしょうか?
(高橋暁子・高17)

(※レジリエンス=困難な状況にもかかわらず、しなやかに適応して生き延びる力)

猪又義光くんのこと

猪又くんとは慈恵医大外科勤務時代、お互い九段高校同窓を意識しながら、厳しくも楽しい青春時代での先輩・後輩の仲でしたが、その後はお互いに独立していました。そしてあの東日本大震災による福島原発放射能汚染事故が発生。現在徐々に立ち直りつつありますが、日本にとっては壊滅的ダメージであり、ともすれば日本の負の遺産として残る可能性もありました。その様な中、医療という側面を懸命に支えた後輩を大いに称えると同時に、この様な卒業生が九段にいることを同窓生と在校生に知っていただき、そして誇りにしてほしいと思います。
(松島孝雄・高7)


伝統継承ホームルーム

伝統継承ホームルームを知っていますか?ほとんどの方が何だろう?と思う事でしょう。母校が10年前、中高一貫校となったのを機に九段の歴史や伝統を生徒たちに語り継いでいくという取り組みです。昨年7月13日に、中等教育学校の1年生を対象に行われました。元琉球王家邸跡地に校舎が建てられたこと、至大荘行事では犬ヶ崎の岩から海へ飛び込みをした時代もあったことなどを話すと目を輝かせて聞いてくれました。そして生徒たちの最大関心事「水褌の締め方」になると教室中大騒ぎ。いつの時代も同じですね。九段の伝統が後輩たちに引き継がれていくことを願いながら、母校での一日でした。
(赤木恵利子・高25)

こんな話をしています(内容)

①九段の歴史:1924年4月第一東京市立中学校創立。東京都立九段中学校、東京都立九段高校、千代田区立九段中等教育学校となり92年の歴史を持つ。最初の制服は初代成田校長夫人のデザイン、旧校舎は東洋一と言われた。
②卒業生の数:約25,000人。
③伝統とは?:“九段を卒業して良かった”と懐かしく思う心。心の豊かさを育んでくれたもの。心の中で光り輝いているもの。具体例は至大荘・九段祭・体育祭・クロスカントリーなどの行事。
④至大荘:成田校長が自然の下での心身鍛練の場として1927年に開設。孟子の「公孫丑編」出典の至大至剛から命名。
⑤水褌の締め方実演会:なぜ水褌なのか?〜水褌をつかんでの指導や水泳時いざという時に助けるため。
⑥校歌の作者:作詞・与謝野寛、作曲・山田耕筰。歌われていない3番がある
⑦九段OBの有名人:糸川英夫・高橋政知・家永三郎・田中光常・近藤啓太郎・安岡章太郎・泡坂妻夫・井出孫六・なかにし礼他。

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大ウケの水褌実演風景(撮影:楫取能彦・高17)

世界に知られた歌「幸せなら手をたたこう」の作詞者は木村利人氏(高4)

幸せなら 手をたたこう
幸せなら 手をたたこう
幸せなら 態度でしめそうよ
ほら みんなで 手をたたこう

誰でも一度は聴いたことがある子供から大人まで知っている国民の愛唱歌、そして世界中で歌われている歌です。昨夏にNHK BS1で放送された「幸せなら手をたたこう〜名曲誕生の知られざる物語」をご覧になった方もおられることと思います。50余年前、国民的人気歌手坂本九が歌ったこの歌の作詞者は、実は九段OBの木村利人氏(早稲田大学名誉教授)です。木村氏が早稲田大学院生の時、ボランティア活動で滞在したフィリピンでの経験から歌は生まれました。1959年、戦後14年を経た日本は高度成長へまっしぐらの時代、戦争は過去のものになりつつあった時でした。しかし日米の激戦地であったフィリピンではいまだその傷跡が人々の心に深く残っており、フィリピン国民の犠牲者は100万人以上と言われ、一般市民も多く含まれていました。この様な状況下で木村氏はボランティア活動を通じて現地の人々と交流しお互いの理解に務めようと心を通い合わせました。そして日本への帰路の船上で、現地滞在中に小学校から聴こえてきたメロディー(原曲はスペイン民謡)と聖書の言葉を基に日本語の歌詞をつけました。始めはボランティア活動の仲間うちで歌っていたのが次第に広がり、やがて全国的に大ヒットしました。1964年の東京オリンピックではソ連体操チームの入場行進曲として使われ、後に外国の選手を勇気づけた曲として世界各地に伝わり、今では各国語に翻訳されて世界中の人々に歌われています。この歌には“二度と戦争を繰り返すまい”という決意から「不戦の誓い」と木村氏がフィリピンでの経験から得た「平和の願い」が込められています。「幸せなら手をたたこう」はわかりやすい歌詞と憶えやすいメロディーなので、子供も大人も皆で一緒に歌う楽しさがあり、歌いだすと自然に笑顔になる幸せを呼ぶ歌なのです。
(高橋暁子・高17)


10周年記念九段祭 THIS IS KUDAN〜魅せろ 九段の底力〜

恒例の九段祭が昨年9月24日〜25日の2日間開催されました。「文化祭とは九段の文化レベルを内外に示すことである。」とは40年以上前の恩師の言葉。以来、幾星霜。今回は千代田区立九段中等教育学校創立10周年。5年生の志村実行委員長は“九段祭専用のウエブサイトの新設、企業の支援によるドリンクコーナーの設置など、九段祭を広げ深めようと頑張りました”とのこと。玄関ホールの飾り付け、校庭いっぱいに校章の地上絵?書道部の作品展、天文部の解説コーナー、教室を舞台に改装したクラス演劇、伝統の演劇部、合唱コンクールと実に盛りだくさん。体育館のステージでは、吹奏楽部やダンスチームが次々に登場し、お揃いの衣装でパフォーマンス。フィナーレは全員でアームだけのダンス、圧巻でした。楽しめました。九段カルチャーはとてもレベルアップ。今年は皆様もぜひ、ご参観ください。
(撮影/文:高木昭美・高24)

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 生徒自治会より

生徒自治会執行部では、主に学校行事などの企画、運営を行っています。今年度からは委員会や部活動と積極的に連携を図り、協力して行事の運営を行っています。特に委員会との連携については、今期から生徒自治会役員が各専門委員会、実行委員会の活動に参加し活動状況を把握した上で、より円滑な活動ができるようにサポートしています。私たち生徒自治会執行部は、生徒一人ひとりがより充実した学校生活が送れるように、常に新しい企画を考え実行しています。今後も努力していきますのでご協力よろしくお願いします。
(生徒自治会長 武内加奈子)

至大荘行事2016報告

80年以上続くこの行事も九段中等教育学校4年生の全員参加という形で引き継がれて、昨年で10年目。7月25日〜29日の5日間、天候と海の状況に恵まれた中で「大遠泳」ができました。生徒たちは全員が泳ぎきるために、泳ぎだけでなく応援にも全力で取り組みました。特に浜で活動をするE班(遊泳指導に直接参加できない生徒たち)も遠泳参加者と心をひとつにして、模造紙に大きく「ここへかえれ!」と書いたメッセージを海に向けて、エールを送りました。今振り返ってみると、遠泳や集団生活を通じてみんなで励まし合い助け合って、生徒たち同士の絆が今まで以上に強く結ばれた至大荘になったと思っています。
(平成28年度観海亭亭長・宇田川まり・中等4) 98_5_3

高43 卒業25周年記念同期会

10月15日ホテルグランドパレスで高43回卒業25周年記念同期会を開催。卒業生約430人のうち81人が出席、遠くは米国や岡山からも参加。来賓は美濃越昇(保体)、露木幸雄(英語)、新井一夫(国語)の3先生。会場ではBGMに気がつかないほど、皆話に熱中していました。10月は子供の運動会などで不参加の人も多かったので、今後は外した方がよさそうです。こうして集まってみると、たった3年間であるものの繋がりを強く感じ、いつでも会えるような気になりました。
(酒田貴雅)

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高18 卒業50周年記念同期会

大きな節目の今回は、10月8日、帝国ホテルで開催し、前回より23人多い116人が参集しました。恩師の太田弘先生の若々しい御挨拶で開宴し、菊友会・持田副理事長(同期)からは御祝金(五万円)を頂きました。海外からの参加者、何十年ぶりに会う友など、昔話に花が咲いて半世紀前の高校時代に戻ったような、明るく楽しいひと時を過ごしました。
次回はオリンピックイヤーの2020年を予定しています。
(古岡 孝)

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投稿ページ 〜同期会・クラス会・OB/OG会・中等卒業生など

高27 還暦同期会

秋晴れの10月15日、「還暦祝いの会」を開催。南青山アイビーホールに100人を超える仲間が参集。恩師の太田、村木、増田、3先生も駆けつけてくださり、「君たちはまだ若い」と激励の言葉。二次会では、これからは2年ごとにやろう!と、中井代表幹事が宣言。満場の拍手。またやらねば!
(伊藤直司・幹事)

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九九会(高9同期会)総会

2年ごとに開催で10回目となる「九九会(高校9回同期会)」を9月9日東京大神宮マツヤサロンで開催。60人が出席。予定の40人をはるかに上回った。幹事長の羽鳥徹郎君の呼びかけ「あと10回で白寿の祝いです。その時を元気に迎えられるように!」が効を奏したのかも。
(海野 暁)

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高10 喜寿同期会

わたしたちは、1958(昭和33)年3月に卒業。以来、58年目に当たる昨年も、10月1日に、母校に近い神田神保町のレストランに集合。大部分が1939・40年生まれのわたしたちは、昨年から今年にかけて喜寿を迎えます。幹事から今日の参加者が77人、と報告があり、喜寿の年数と一致。会場は一瞬どよめきました。偶然とはいえ、めでたいねと、喜色満面で歓談のうちに時は過ぎ、今年、卒業60年目の来年、80歳を迎える2年後の再会を約して、九段坂を見上げる闇の中に、家路を急ぎました。
(野村雅昭)

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高2(中21) 同期会

10月11日「新宿三井クラブ」で開催。夫人3人を含む26人が集合。この1年で逝去された6人に黙祷。楫取能彦菊友会理事長から祝辞を頂き学校の近況報告を拝聴。市川君の乾杯で開宴。定例日開催は3年後の米寿までと決め、五十嵐君の中締め。再開を約して閉会した。今年は10月10日に開催予定である。
(一色昭吾)

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高12 同期会

10月29日「エスペリア」で開催。総勢70人(女子18人、男子51人、菊友会御来賓1人)、多くの方が「後期高齢者」となったが、「これに負ける訳にはいかない!」。出席者、欠席者の近況報告では、病気を克服し、前向きに明るく生きている方が多い。「会って力を貰う!」、「読んで感動する!」。“友”からのメッセージだからこそ心に響くのだろう。
次回の同期会は、「3年は待てない」の声も多く聞かれた。2年後は“喜寿”を迎える。関係者の皆様に感謝しつつ、次回への希望を伝えておこう。
(谷貝友康・3組)

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高15クラス会(3年4組)

3月13日「第一ホテル東京」の「TRAX」で。木原淑子、齊藤聖子、四ッ倉緑、海老原哲、大野豊、川船信之、高橋義幸、星野矩之、山田清三の9人参加。
(四ッ倉緑、山田清三)

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高4 第63回至高会

小6で終戦を迎えた吾等高4回生は、天皇陛下と同期。中・高6年間を九段で過した男女共学のテスト学年(女子11人)だ。「9月第2金曜の定例日」、ホテルグランドパレスに、貴重な女性2人を含めて27人が集合。今回はNHK BSで放映の「幸せなら手をたたこう誕生秘話」の作詞・出演者、木村利人君を囲んで、「高齢者の“生きる”こと」の話題で盛り上がった。82〜83才となり通知不要者も増えているが、一同元気で次回の再会を約して散会した。
(長谷川明)

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一游会OB戦

10月2日開催。上は70歳の35回生(?中1回からの通算=高16回)から新卒大学生まで。OB親子、現役とOBの親子も。試合は、高校生vsOB大学生の緊迫したリレーなど。60秒タイムレースは、OBの子の小学生2人が1、2位。(九段に来てね!)。懇親会は大学生の若手も参加。今年はプール30周年!皆様のご参加を!
(高田明夫・高32一游会副会長)

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九段生活の思い出

僕の九段の思い出は体育祭と野球部です。自分が団長を務めた体育祭では、全校生徒が一丸となって、自分達の思いが詰まった団を創ることができ、この上ない達成感を覚えました。
6年間続けた野球部では、勝負の厳しさ、人としての礼儀を学びました。
九段には多くの魅力があります。後輩達には、素晴らしい経験をたくさん積んでいって欲しいと願っています。
(山下剛志・中等7)

高5 同期会「菊五会」

10月、「四谷クラブ」で開催。参加者は43人。前回より減ったが、初参加の人も。持田菊友会副理事長が来臨。歓談で旧交を温める一方、南シナ海を巡る論争(?)などで盛り上がった。今回、愛称が「菊五会」と決まった。菊五会の今後に、乞うご期待!
(後藤 基)

高15 同期会

9月11日、品川プリンスホテルで太田弘、川田節子、両先生をお迎えし45人が参集。昨年は入学55年、同期会33年という節目の年で、前回に迫る出席者数。両先生の近況を拝聴し歓談。会場は一気に賑やかに。あの顔この顔が懐かしく話題は尽きません。誰だか分からない仲間がいて、「ひょっとして○○か?」などのやり取りも。楫取理事長の呼びかけで維持会費納入が相次ぎ幹事も一安心。
なお、加藤三郎先生の御平癒をお祈りするとともに、逝去した子幡健二君、小澤邦夫君に哀悼の意を表します。
(山田清三)

高11 同期会

11月16日、アルカディア市ヶ谷で開催。車椅子の2人を含む83人が集合。山藤卓君のアコーディオンで懐かしい歌を全員で合唱。11期は後期高齢者になりましたが、今や人生100歳時代。元気で長くつきあう事と再会を誓って散会。瀬戸内寂聴の言葉「最後の財産は友達、友達を大切に。」
(松木顯一)

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高47クラス会(7組の会)

6月18日、11人が品川に。元担任今橋先生(九段OB)がご参加。ご定年を祝い、楽しい時間を過ごしました。次回は今年6月17日。7組のみなさま、ぜひご参加を。
(山下たまき)

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菊球会(卓球部OB会)レポート

第61回正月大会(1月31日)は39人(うち現役22人)参加。5年生がベスト4入り。敗者復活戦では2年生が優勝。
夏期合宿(8月4日〜6日)は、OB9人がコーチ役で参加。エアコンなしの体育館でも熱中症もなく無事終了。
菊球会卓球合宿(10月29日〜30日)は、OB及び家族21人が新卒会員も交え和気あいあいの練習会。
(中嶋 覚・高15)
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柔道部還暦OB会

還暦を迎えた高26回を含め会員は96人。10月19日故稲葉武司氏(高9)の冥福を祈る黙祷で開始、近況報告と懇親会。今年は高27回の多数の参加を!(井信義・高13)

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高7 79会例会・ゴルフコンペ

7月9日、79会例会に27人が集合。予想以上の盛会。お互いに元気な姿を確認。60年前の九段高時代の話、80歳の健康談義などなど意気盛んに歓談。
10月20日、佐倉カントリーで秋の79会ゴルフコンペ(48回)を開催。快晴に恵まれ絶好のコンデション。参加者11人中100を切ったのは3人と寄る年波には勝てず。ただ、皆80歳にしてゴルフが出来る幸せを実感。
(宮島 徹)

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一星会総会とHPの刷新

一星会(天文部OB/OG会)総会を4月16日に開催。近藤先生はじめ、卒業生、九段中等の天文部員、総勢32人の参加。昨年度の実績報告、今年度の活動予定、近況報告等があり、盛会に終了。
懸案の一星会のホームページもサーバーを移転し、内容も大幅に刷新。一星会からの連絡が途絶えている会員の皆様には、是非、一星会HPにアクセスし、事務局までご連絡を。
(淺井秀幸・高19一星会IT部長)
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一走会総会〜森谷先生に感謝

一走会(陸上競技部OB/OG会)は、5月27日、元・現顧問の5先生をお招きして総会を開催。63学年差の46人が参集。駒形会長(高20)の挨拶、諸議案の承認。16年間の顧問で昨春転勤の森谷隆先生に感謝の記念品を贈呈。現役の花村春香選手が、女子やり投げで南関東大会3位入賞。7月のインターハイに出場。一走会の歴史で女子では初の快挙。懇親会では老若男女相和して、現役の活躍を祝し、今後の支援を誓った。
(飯塚豊明・高27)
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高24クラス会(1年4組)

5月28日、傘寿の斎藤光司先生と還暦を過ぎた仲間と再会。校舎を見学。宴会では先生の傘寿をお祝いして乾杯。
(竹田純男)
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中17 15D会

10月18日「たん熊」に5人が集まり、尽きぬ思い出を語り合った。90歳を目前にし「もうそろそろ良かろう」という話になり、諸先生を偲び「仰げば尊し」を斉唱して解散した。
(岡田民雄)
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ロゴ入りユニフォームを寄付

一球会(バスケ部OB/OG会)は、9月、「一球会のロゴ入りユニフォーム」を男子バスケ部に寄付。試合用ユニフォームは、個人ではなくチームの所有で、九段中等でも試合のときに貸与している。女子バスケ部への寄付も年度内には実現予定。
今後とも皆様の御支援を!
(大内和史・高17)
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稀なる音楽家 小森昭宏(高2)先輩を偲ぶ 稲坂良弘(高13)

九段は異才を輩出する学校です。半世紀以上前、九段の演劇部で青っぽく尖っていた私は、小森先輩のあの柔和な笑顔に包まれました。先輩は、NHKの子供番組『ブーフーウー』はじめ子供への音楽を数々手がけ、20代で名の知られている作曲家でした。大学は音楽系でなく医学部で、慶応病院の医師でした。脳外科医の日々と子供達へ夢を贈る作曲家、どちらも本業です。多忙を極めたと察します。そして先輩は、命を救う道は他の人に託し、いのち(心)で育む道(音楽)の方に専念されました。これこそは他の人に託せないものでした。

小森先輩が、作曲家として認められたのは九段高の十代です。演劇部がコンクール優勝、その作曲が小森先輩。劇作家飯沢匡先生に激賞され、その後、飯沢作品の音楽は小森昭宏となりました。私も後を追うように大学も演劇専攻、劇団文学座からスタートしました。後に私の脚本に小森先輩の作曲という嬉しい積み重ねが、私の人生の中でも輝いています。九段は、そういう人生の出会いの場です。
歌声が聞こえます。♪げんこつ山のたぬきさん…♪ピノピノピノッキオ♪次々と。小森先輩、どうか天上で楽しい歌を創り続け、私達の心へ届けて下さい。
合掌
(6月5日ご逝去。享年85歳)


会費納入のお願い!!

資料を整理していたら古い菊友会報がでてきました。今から32年以上前の昭和59年7月20日に発行された第32号です。小坂修康会計委員長(中14)が『皆さん、昭和58年度決算報告書をご覧下さい。昨年度の維持会費収入は377万7千円(納入者1,888人)、予算との対比では52万3千円(約260人分)の減となりました。会員総数に対し納入者数は実に12%にしか過ぎません。(途中省略)維持会費納入に一人残らずご協力下さいますようお願い申し上げる次第です。』と維持会費納入を訴えています。現在の状況と32年前を比較しますと、その間に約8千人以上会員が増加しているにもかかわらず、昨年度の納入者は2,221人と、僅か333人増加したに過ぎません。財政面の厳しい状況は今も変わっていません。

今年度の4月から9月までの維持会費納入額は422万円(納入者1,462人)と、昨年度の同期間の457万円(納入者1,578人)と比較して減少しています。

過去5年間の月別納入者をみますと、最も多いのが7月、次に多いのが1月です。その2ヶ月で全体の63%を占めています。これは菊友会報を受取ったときに、同封の会費納入票をご覧になって、『会費を納めなければ!』と思って銀行や郵便局に向かってくれる方が多いことによるものと思います。今年度の会費を納入されていない方は、忘れないうちに、是非とも会費を納めていただけますようお願いいたします。また菊友会主催の各イベント会場や、同期会に招待していただいている菊友会理事も常時維持会費の受付を行っていますのでご利用ください。
(会計委員会 渡辺憲雄・高19)

平成28年度維持会費(平成28年4月〜平成29年3月)

中1〜 中等2回 3,000円
中等3〜 中等7回 1,000円 (減額期間)

・郵便振替

※住所・氏名・電話番号・卒業回・個人コード(会報封筒の宛先シールに印字されている番号)をお書きいただくと助かります。払込手数料は菊友会で負担します。

・銀行振込

三菱東京UFJ銀行 神保町支店 普通口座:0691551
みずほ銀行 九段支店 普通口座:1453238
三井住友銀行 神保町支店 普通口座:2111680
りそな銀行 九段支店 普通口座:1413234
※口座名義はすべて菊友会です。恐縮ですが、振込み手数料をご負担ください。
※今年度維持会費未納の方には、会費納入票を同封致しました。納入を是非よろしくお願いします。
※銀行から納入する場合、振込人欄の先頭に個人コードを入れていただけると幸いです。

理事会だより

定例の理事会は毎月第2金曜日に母校のメモリアル室で開催。年間の活動計画や予算に沿った活動、母校の行事に参加し会をPR、各同期会にも理事が参加し会員との親睦を図っています。各定例理事会の主要議事は以下の通り。
●6月度●
評議員会実施報告。菊友会大会で予定されている高木厚人氏講演に関連して書道部員招待を学校に申し入れた。今春の卒業生146人、うち菊友会登録者141人、入会金納入106人、未納者に督促状を発送。菊友会を法人会員として公益社団法人九段に登録。会報97号編集完了、印刷開始を承認。新田理事退任。
●7月度●
九段P.A.懇親会に赤司会長、楫取理事長が出席。メモリアル室収蔵の写真等のデジタル化保存の提案、高橋理事中心に調査・選定開始を決定。中等教育学校10周年記念行事に生花の寄贈決定。
●8月度●
伝統継承HR実施報告。千代田区関係者が至大荘行事を視察、赤司会長・野本顧問が経営評議会として参加。『10周年記念祝賀会』参加費7人分42,000円を予算化承認。菊友会入会金納入6人増。高21倉又茂氏を新理事に推薦承認。
●9月度●
至大荘懇親会の報告、直前のキャンセルに対してキャンセル料を徴収することを決定。『千代田区立九段中等教育学校10周年記念誌』に赤司会長が寄稿。会報98号の編集開始。
●10月度●
九段祭に理事会から理事長以下4人参加。菊友ゴルフ大会実施報告。6年生に菊友会説明会を実施(パンフレット、登録票、菊友会入会金払込票を配布)。菊友会維持会費納入状況報告。
●11月度●
菊友会大会報告(有料参加者の減少に課題)また次の菊友会大会講演者の検討開始。校歌祭実施報告。各同期会への出席報告。6年生保護者に対し菊友会説明会を実施。クロスカントリーレース表彰メダル発注。次年度菊友会イベント日程決定。法人九段の『至大荘90周年記念誌』編集への協力を承認。松本理事退任。副理事長交代、総務企画委員長交代の提案を承認。高21山崎幹彦・大野和男両氏を新理事に推薦承認。

同期会などのお知らせ

同期会・クラス会・OB会などのお知らせ欄です。ご活用ください。

吹奏楽部第9回定期演奏会

日時:2017年3月26日(日)14時〜
場所:大田区民ホール
アプリコ大ホール
菊友会後援;入場無料

高19回 同期会卒業50周年記念

日時:2017年6月24日(土)
16時30分〜
場所:渋谷エクセル東急
プラネットルーム
二次会もエクセル東急
2月中旬に案内状を送付

菊友会事務局より

・住所、改姓等会員情報の変更時には事務局に連絡をください。
・菊友会報が未配達の会員は菊友会不明者です。同期会・クラス会等で該当者がいらしたら、是非ご連絡をください。
・同期会・クラス会・OB会等の開催のお手伝いをしています。(連絡先照合、案内はがき、宛名ラベル印刷等)
・ご連絡はFAX、メールで。火曜・金曜(11時〜16時)は電話でも受け付けています。

原稿のお願い

菊友会報次号99号に原稿をお寄せください。同期会・OB会の開催の楽しい報告や母校の思い出など、250字程度、写真は500KB以上で事務局までメールまたは郵送でお願いします。
締切は5月16日(火)

編集後記

98号の編集会議は、9月の上旬から12月の下旬までかかりました。現在の広報委員は、7人。同じ九段の母校で「青春」を過ごしたとはいうものの、これまで歩いて来た人生は、みんな違います。その違う経験や知識のやりとりの中からいろいろなアイディアが出てきます。それを編集長の下で一致協力して編集を進め、ようやく98号を発行することができました。
今回は、10周年を迎えた千代田区立九段中等教育学校の関連記事をメインにし、会員紹介は東日本大震災でご苦労された猪又義光病院長(高15)、「幸せなら手をたたこう」の作詞者で最近テレビでも話題になっている木村利人名誉教授(高4)。会員投稿コーナーは同期会、クラス会、運動部などの原稿が多く寄せられスペースの都合で原文を大幅に調整させていただきました。ご宥恕いただければと思います。
98号が届くのは、平成29年のお正月。皆さま、良い新年を迎えておられますように。
(高木昭美・高24)

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