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「ありがとう山文」

「山文(やまぶん)」の呼び名で親しまれていた山本文郎君が亡くなった。3年間同じクラスで過ごした九段時代から60年余にわたる交友。まさに終生の友だった。思うに彼はアナウンサーになるために生まれてきたような気がする。1年生の時だったか、国語の授業で講堂のマイクを使い放送劇の真似事をしたことがある。この時、山文のアナウンスを聞いた先生は、「凄い」と言ったまま絶句。余りのうまさに、次の言葉が出てこなかったのだ。TBSでの活躍ぶりはご承知の通り。局内では「困った時の文(ぶん)さん頼み」と言われ、視聴率アップの助っ人として活用されることも多かったようだ。二人は、何もかも対照的だった。部活は彼が演劇部、小生はタッチフットボール部。大学は早慶に分かれ、就職先もアナウンサーと新聞記者。こんな二人を結びつけたのは、彼の人間的な温かさだったと思う。「ありがとう山文」。そして「さようなら山文」。

(後藤 基・高5)

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