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波どうどう~九段生と至大荘~

いつかまた訪れることのできる場所を持っている。それが幸せなのだろう。青い鳥、青い海。九段生には至大荘がある。あまりに強烈な体験だから、もう一度と思えるまでちょっと時間がかかるにしても。

懇親会に行ってきた。このイベントを知ったのはマスコミ菊友会の集まりで、たまたま。あんまり知られていないのか、2014年の至大荘懇親会は、僕からするとかなり離れた先輩ばかり。1泊2日、連れて行った友人ともども可愛がってもらったけれど、もっと若い世代が押し掛けてもいいよね。僕が可愛がってもらえなくなるけど。

あの小さなトンネルを抜けて、いくつもの寮を見たときに当時の感覚がぜんぶ甦った。夕飯までにはまだ間があった。海へと下りる。覚えてる。この道、あの海岸線!10代半ばのあの夏が強烈すぎて海水浴と縁遠かった人は多いかもしれない。僕はそうだった。はしゃいで海の水を飲んでしまい、塩辛いのでおどろいた。けっこういろんなこと忘れて生きてた!

部屋割りにドキドキしていたが老若男女で雑魚寝ってことはなくて、僕は友人たちと1部屋もらえた。湿度が、匂いがもうあの頃で、寝そべって、ちょっと経って養気閣に行くと、みんなあの頃。みんな10代の至大荘の夏を持っている。

たくさんの声、たくさんの思い出で賑やかな養気閣の夕飯が済めばビンゴと、芙蓉が浦広場の花火。見上げる夜の星の多さに口あんぐり。心臓ぽかーん。「こういうところで水褌してさ、遠泳したんだよ」それから風呂に入る。少人数でゆっくり浸かるのは新鮮な体験だった。友人の耳に至大荘行事についてあれこれ注ぎこんではみたが果たしてどこまで伝わったものやら。

ウクレレを奏でてくれる歌声喫茶で『大きな玉ねぎの下で』をうたう夢をみた。朝になればここを離れる。また訪れる。そう決めた。

(橘川有彌・高46)

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